無線LAN機器が標準規格であるIEEE 802.11シリーズに準拠していることを示すブランド名。また、無線LAN自体のことをいいます。無線LANとは、電波を用いて数m~数十m程度の範囲内で高速なデータ通信を行う通信技術で、「アクセスポイント」と呼ばれる中継機器あるいは、その機能を内蔵したルータなどを中心に、複数のコンピュータや電子機器を相互に接続して通信ネットワークを形成することができます。Wi-Fi認証は業界団体のWi-Fi Allianceが発行しているもので、他社製品との相互接続性などに関する試験をパスした装置にロゴの表示などが許可されており、ロゴが添付された製品間であればメーカーが違っても組み合わせて使用できることが保証されます。認定はIEEE 802.11a/b/g/nそれぞれについて個別に行われ、機能や他製品との互換性などについてのテストを通過すると、商品パッケージ等に「Wi-Fi CERTIFIED」ロゴを表示できるようになります。ロゴには対応している規格が「a」「a/b」「b/g」「a/b/g/n」などのように表示され、IEEE 802.11のどの規格に対応した商品かが一目で分かるようになっています。
WWW(Web、ウェブ)で利用される技術の標準化をすすめる国際的な非営利団体。Web技術に関わりの深い企業、大学・研究所、個人などで構成され、1994年10月にWeb技術開発の中心的人物であったTim Berners-Lee(ティム・バーナーズ=リー)氏らによって設立されまいた。W3Cが提唱する標準は「W3C勧告(W3C recommendation)」と呼ばれ、HTMLやXML、CSS、DOM、RDFなどWeb関連の技術仕様の多くが含まれます。