Webサーバが、Webブラウザからの要求に応じてプログラムを起動するための仕組みで、従来、Webサーバは蓄積してある文書をただ送出するだけであったが、CGIを使うことによって、プログラムの処理結果に基づいて動的に文書を生成し、送出することができるようになりました。現在ではほとんどのWebサーバソフトがCGIに対応しており、CGIはどのような開発言語でも使用できるが、実際にはPerlなどがよく使われる傾向にあります。
色の表現方式の一つで、シアン(Cyan:水色)、マゼンタ(Magenta:赤紫色)、イエロー(Yellow:黄色)、ブラック(黒色)の配合比率を変化させて、すべての色を表現する方式。カラー印刷など減法混色の系で利用されています。理論的にはCMYの3原色ですべての色を表現可能ですが、実際にはこの3色の混合で黒を表現しようとすると汚い灰色になってしまうことが多いため、美しく印刷するために黒が独立しており、黒インクで画像の輪郭などを表現する印刷板のことを“key plate”と呼ぶことから黒色の略号にKが用いられています。コンピュータのディスプレイなど加法混色の系では赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の3色を組み合わせて色を表現する「RGBカラーモデル」が用いられることが多いことから、多くの場合、グラフィックス関連のアプリケーションソフトやプリンタドライバなどにRGB形式からCMYK形式への変換機能が内蔵されています。
Webページのレイアウトを定義する規格。これまで、WebページのレイアウトはHTMLを用いて記述され、HTMLにはレイアウトに関する仕様が大量に取り込まれたが、これは、文書の論理構造を記述するという本来のHTMLの目的に反するため、文書の視覚的構造を規定する枠組みとしてCSSが新たに策定されました。CSSを使うと、フォントや文字の大きさ、文字飾り、行間などの見栄えに関する情報を文書本体から切り離すことができ、ユーザが複数のレイアウトから適当なものを選択することができるようになります。WWWに関する標準化団体W3Cで標準化されています。
電子商取引(EC)の形態の一つで、一般消費者(consumer)間で行われる取り引きのことをいいます。企業間の取り引きはB to B(Business to Business)、企業と一般消費者の取り引きはB to C(Business to Consumer)といいます。通常、インターネット上ではオークションとして実現され、ネット上でオークションを行うためのシステムや「場」を提供し、出品者から手数料を徴収する事業が急速に伸びています。オークションを運営している事業者は、eBay社などの独立系や、Yahoo!などの大手ポータルサイトなどがあります。また、オークション成立後の個人間売買のための決済、物流などの個人向けサービスを提供する企業もC to C事業者と言うことができます。
1972年にアメリカAT&T社のベル研究所でD. M. Ritchie氏とB. W. Kernighan氏によって開発されたプログラミング言語。1986年にアメリカ規格協会(ANSI)によって標準化され、国際標準化機構(ISO)や日本工業規格(JIS)にも標準として採用されています。B言語という言語の後継として開発されたためCと名づけられました。表記法などはB言語やPascalの祖先であるALGOLに近似しています。Cの拡張版であるC++言語とともに、現在もっとも普及しているプログラミング言語です。豊富な演算子やデータ型、制御構造を持ち、構造化プログラミングに適しています。また、特定のプラットフォームに依存した部分を言語から切り離しているため、移植性の高いプログラムを記述することができます。もともとシステムの記述用に開発されたので、ハードウェア寄りの低水準な処理を記述することもでき、UNIXはC言語で記述されています。C言語にオブジェクト指向プログラミング的な仕様を追加したものをC++言語といいます。