コンピュータネットワークにおいて、クライアントコンピュータに対し、自身の持っている機能やデータを提供するコンピュータのことで、インターネットにおけるWWWサーバなどが該当します。また、クライアントソフトウェアに対し、自身の持っている機能やデータを提供するソフトウェアのことをいいます。
1台のサーバコンピュータを複数台の仮想的なコンピュータに分割し、それぞれに別のOSやアプリケーションソフトを動作させる技術で、プロセッサやメモリ、ディスクをまとめて仮想的に複数の領域に分割し、それぞれがあたかも1台のコンピュータであるかのように振る舞い、異なるOSやアプリケーションを同時に実行することが可能です。物理的に複数のコンピュータを用意する場合に比べ、物理的資源の管理にかかる手間が省け、資源配分を需要に応じて柔軟に配分することができるという利点がありますが、仮想化にかかるオーバーヘッドの分、直接実行するよりも性能面で劣ります。
コンピュータを起動しなおすこと。「リブート」「リスタート」とも呼ばれ、コンピュータは電源を入れたときと同じ状態になり、再び使用可能になります。通常はOSの操作メニューから選択して実行します。再起動は、周辺機器やアプリケーションソフトをシステムに追加した場合や、システムの設定を変更した場合などに必要となります。
ソフトウェアのウィンドウやWebページの左側や右側に縦長に配置される表示領域のことで、メイン領域の表示の変遷に関わらず常に同じ内容が表示されるよう設定されていることが多く、そのソフトウェアの使用やWebサイトの閲覧に際して頻繁に必要とされるような機能や情報が配置されています。具体的には、全体を網羅するメニューやページの閲覧履歴、検索機能、広告などが置かれることが多く、メイン領域を挟むように左右両側にサイドバーが配置されているWebサイトなどもあります。
Webサイト内のページ構成を一覧できるようにした案内ページで、一般的にサイト内にあるすべてのページへのリンクをセクションごとに表示しています。ページ数が膨大な場合はセクションへのリンクの一覧となっている場合もあります。
コンピュータに自分の身元を示す情報を入力し、接続や利用開始を申請することで、コンピュータの保管している身元情報に一致すると、あらかじめ決められた権限に基づいてそのコンピュータを利用することが可能です。一般的にはユーザ名(ID)とパスワードを入力して行います。逆に、接続を切ったり利用を終了する操作を「サインアウト(sign-out)」といい、「ログイン(login)」あるいは「ログオン(logon)」と同義のより最近になって普及した用語です。
Apple社が独自に開発したWebブラウザで、Mac OS Xの標準ブラウザとして内蔵されています。タブブラウザ機能や、Googleによる検索機能を統合したツールバー、ポップアップブロック機能などを搭載しています。特徴的な機能としては、最後に入力したURLまたは最後に選択したブックマークのページに一気に戻ることができる「SnapBack」機能があります。Safariはオープンソースのソフトウェアをベースにしており、レンダリングエンジンにはKDEオープンソースプロジェクトの「KHTML」および「KJS」が採用されています。
インターネット上に存在するコンピュータやネットワークにつけられる識別子であるドメイン名は、実世界の住所のように階層構造になっており、「国を識別するためのドメイン名」「組織を識別するためのドメイン名」「個々のコンピュータを識別するためのドメイン名」など、小分類から大分類まで「.」で区切られて順番に並んでいます。このうち、より小さな分類を識別するためのドメイン名をサブドメインといい、特に、コンピュータの識別に使われるサブドメインは「ホスト名」と呼ばれることがあります。たとえば、「www.sakuragroup.ne.jp」というドメイン名の場合、「ne」は「jp」ドメインの、「sakuragroup」は「ne」ドメインのサブドメインになります。
多数の画像を一覧表示するために縮小された画像で、本来は「親指(thumb)のツメ(nail)」という意味があります。画像編集ソフトの多くがサムネイル作成機能を持っており、ディスクから読みこむ画像を選択する際などに表示され、画像ファイルが増えてくると名前だけでは判別しづらいため、大雑把に絵柄が分かるサムネイルの存在は便利な存在といえます。また、インターネットでは回線速度が遅いと画像表示に時間がかかるため、ファイルサイズの小さいサムネイルで大体の絵柄を提示してから、本来の大きさで表示するかどうか選ばせるという手法がよく用いられ、その場合の多くは、サムネイルをクリックすると本来の大きさの画像が表示されるようになっています。