書類、文書、資料、記録などの意味を持つ英単語で、ワープロソフトなどで作った文書ファイルのことをドキュメントといいます。プログラミングやシステム開発の分野では、ある機能の仕様や使い方などを解説した資料や文書のことをドキュメントといいます。
トップページとは、特定のWebサイトへの入り口に当たるページのことで、各Webページへのリンクなどを含み、サイト全体の顔としての役割を果たしています。一般的に、階層構造を持つウェブサイトの最上位のウェブページを指します。
「点」という意味の英単語で、ITの分野では、デジタル画像を構成する単位で、色のついた「点」や「画素」「ピクセル」などとも呼ばれます。また、文字「.」のことで、英文の文章の区切りに使われる場合には「ピリオド」とも呼ばれます。
インターネット上にあるコンピュータおよびネットワークを識別するドメインのうち、もっとも最上位の階層であるトップレベルドメイン(TLD)のひとつで、“com”は“commercial”(商用)の略で、企業や商用サービスなどでよく利用されています。トップレベルドメインには、国や地域を識別するために割り当てられるccTLDと、使用目的や使用する組織などを識別するために割り当てるgTLDがあり、ドットコムはネットワークを意味する「.net」や非営利団体向けの「.org」と並んで、最も古くから使われているgTLDで、世界で最も多い登録数があります。
領域、範囲、分野、領土、定義域などの意味を持つ英単語で、ITの分野では、ネットワークの管理単位や、ディレクトリサービスなどで同じ資源を共有する利用者やコンピュータのグループ、インターネット上でコンピュータやネットワークを識別する名前の体系(ドメイン名、インターネットドメイン名)などの意味で用いられます。単にドメインといった場合には最後の意味で用いられることが多く、これはインターネット上に存在するコンピュータやネットワークを識別し、階層的に管理するために登録されている名前で、重複しないように発行・管理されています。アルファベット、数字、一部の記号の組み合わせで構成され、近年では、日本語など各国独自の言語・文字でドメインを登録できる国際化ドメイン名も利用できるようになりました。ネット上のコンピュータ同士はIPアドレスによってお互いを識別し、通信を行っていますが、数字の羅列であるIPアドレスは人間にとっては扱いにくいため、別名としてドメインを運用するようになりました。ドメインとIPアドレスを対応させるシステムはDNSと呼ばれ、全世界のDNSサーバが連携して運用されており、一つのドメインに複数のIPアドレスを対応させたり、一つのIPアドレスに複数のドメインを対応させることもできます。
インターネット上に存在するコンピュータやネットワークを識別するために付けられている名前の一種。インターネット上の住所のようなもので、重複しないように発行・管理されています。アルファベット、数字、一部の記号の組み合わせで構成され、近年では、日本語など各国独自の言語・文字でドメイン名を登録できる国際化ドメイン名も利用できるようになりました。ドメイン名は実世界の住所のように階層構造になっており、「.」で区切って表記します。一番右がトップレベルドメイン(TLD)で、以下、左に向かってセカンド、サード…と区分が細かくなっていきます。トップレベルドメインは、国ごとに割り当てられるccTLD(country code TLD)と、国や地域とは関係なく別の基準で割り当てが行われるgTLD(generic TLD)の2種類があり、ドメイン名の衝突を防ぐため、ドメイン名の管理はICANNという組織が一元管理しており、ICANNから委任を受けた各国の機関がが割り当て業務を行っています。日本のccTLDであるJPドメイン(.jp)はJPNICが管理しています。
インターネット上の住所にあたるドメイン名の登録申請を受け付ける組織で、申請された登録データは、そのドメイン領域のデータベースを管理する「レジストリ」という機関に登録されます。レジストリが原則としてトップレベルドメインごとに一つの組織が認定されるのに対して、レジストラはサービスや価格の面で競争原理が働くよう、レジストリとの契約のもとに複数存在することができ、実際、複数の組織が認定されています。日本を意味する「.jp」ドメインのレジストリはJPRS(株式会社日本レジストリサービス)であり、JPRSが認定した数十社の「指定事業者」がレジストラとしてJPドメイン名の登録受付を行っています。「.com」などのgTLDについては、インターネット資源の調整・管理を行うICANNがレジストラの認定を行っており、多くの組織が世界中で登録受付を行っています。
運転手、操縦者、駆動装置、推進力などの意味を持つ英単語で、電子回路の対象に電力を供給して動かしたり、遮断して止めたりする機能を持った回路を「ドライバ回路(driver circuit)」あるいは単にドライバといい、コンピュータ内部に装着した装置や、外部に接続した機器を制御・操作するための専用のソフトウェアを「デバイスドライバ(device driver)」または「ドライバソフト(driver software)」、あるいは単にドライバといいます。ソフトウェアテストの分野で、複数のソフトウェア部品(モジュール)の結合テストを行なう際に、呼び出し側のモジュールが未完成であったりテストのために実行するのが面倒だったりする場合に、その代用となるテスト用の呼び出しプログラムを「テストドライバ(test driver)」または「サンプルドライバ(sample driver)」、あるいは単にドライバといい、逆に、呼び出される側のモジュールの代用となるプログラムは「スタブ(stub)」といいます。
マウスを使った操作法の一つで、画面上でマウスポインタがウィンドウの枠やファイルのアイコンなどに重なった状態でマウスのボタンを押し、そのままの状態でマウスを移動させることをいいます。画面上のシンボルを仮想的に「引きずる」操作であることから、ドラッグと呼ばれます。画面上でのウィンドウの位置や大きさの変更、ディスク内でのファイルの移動などに用いられ、OSによっては、キーボード上の特定のキーを押しながらドラッグを行うことで、通常と別の効果が得られることもあります。
ウェブログ(ブログ)の機能の一つで、別のウェブログへリンクを張った際に、リンク先の相手に対してリンクを張ったことを通知する仕組みのことをいいます。ウェブログ作者が別のウェブログの記事を参照して自身のwebサイトにコメントを掲載するような場合、元の記事へのリンクを張るのが一般的だが、単にリンクしただけでは元の記事の作者はどこからどうリンクされているのか容易に知ることはできません。トラックバックはリンク元サイトに「このような記事からリンクを張った」という情報を通知する仕組みで、リンク元記事のURLやタイトル、内容の要約などが送信されます。トラックバックされたサイトはこの情報を元に「この記事を参照している記事一覧」を自動的に生成することができます。相手に送信されるトラックバック通知のことを「トラックバック・ピング(trackback ping)」と呼び、通知の送信先を「トラックバックURL(trackback URL)」といいます。多くのウェブログの記事には隅に「この記事へのトラックバックURL」が記載されています。
Adobe社のWebページ編集ソフト。プロのWeb開発者に人気が高く、商業Web制作の多くの現場で標準的に使われています。基本的なHTMLエディタの機能の他に、テンプレート(雛形)を元にした多数のページの生成・一括編集や、スタイルシート(CSS)の編集、PHPなどのサーバサイドスクリプトの編集、Ajaxによる動的なページの作成・編集、コンテンツ管理システム(CMS)との連携、Subversionによるバージョン管理と多人数開発への対応、Web標準への対応度合いの検証、FTPやSFTPによるWebサーバへのファイルの送信など様々な機能を備えています。もともとMacromedia社が1997年から「Macromedia Dreamweaver」として開発・販売していたもので、2005年にAdobe社が同社を買収したことにより「Adobe Dreamweaver」となり、2007年には同社の主力製品パッケージのAdobe Creative Suiteの一員となり、「Adobe Dreamweaver CS」として同社製品との連携が強化されました。
正体を偽ってコンピュータへ侵入し、データ消去やファイルの外部流出、他のコンピュータの攻撃などの破壊活動を行うプログラム。ウイルスのように他のファイルに寄生したりはせず、自分自身での増殖活動も行いません。トロイの木馬は自らを有益なソフトウェアだとユーザに信じ込ませ、実行するよう仕向けます。これにひっかかって実行してしまうとコンピュータに侵入し、破壊活動を行います。実行したとたん破壊活動を始めるものもありますが、システムの一部として潜伏し、時間が経ってから「発症」するものや、他のユーザがそのコンピュータを乗っ取るための「窓口」として機能するものなどもあります。トロイの木馬から身を守るためにはアンチウイルスソフトが必要です。
落とす、落ちる、落下、下落、滴などの意味を持つ英単語で、マウスによる操作の一つ。画面上のシンボルにマウスポインタを合わせてボタンを押したまま移動し、目当ての場所でボタンを放すことでその場所に移動することをいいます。最後にボタンを放す動作をドロップと呼び、一連の操作を「ドラッグ&ドロップ(drag and drop)」といいます。掴んだものを放して「落とす」ことになぞらえてこのように呼びます。データベースを操作するSQL言語で、テーブルを削除する命令を「DROP」ということから、テーブルを削除することを「ドロップする」ということがあります。
Dropbox社が運営するオンラインストレージサービス。手元のコンピュータに保存しているファイルをインターネットを通じて同社の運営するサーバコンピュータに送信し、保管することができます。専用のソフトを導入すると画面上に専用のフォルダが作られ、保存したいファイルをドラッグ&ドロップするだけでサーバに送信されます。また、複数のコンピュータにソフトを導入して自分のアカウントを登録すれば、専用フォルダの内容が自動的に同期され、他のコンピュータで変更した内容が反映されます。パソコン(Windows/Mac OS X/Linux)やスマートフォンタブレット端末(iOS/Androidなど)から利用でき、登録直後は2GBまで無料で利用できます。友人に紹介したり自分のSNSアカウントと接続したりすると最大で20GB近くまで無料の利用枠を増やすことができます。追加の容量は100GBで月9.99米ドルまたは年契約で99ドル、500GBで月49.99ドルまたは年499ドルなどとなっています。