流れ図【フローチャート】【flow chart】

機能・作業などの内容・構成を細かい要素(部品)に分割し、時間や論理の推移にしたがって順番に並べたもの、流れ図。プログラミングなどソフトウェアを設計・作成するときに、システムのもつ機能を分析し、処理内容を時系列的に明確化することでシステムの概要を理解するための手法として用いられ、一つのフローチャートでは処理の開始から終了まで、基本的には1つの流れの中で処理を記述します。分岐がある場合は分岐の数だけ流れの数は増えますが、どんなフローチャートでも処理は一つの「開始」端子に始まり、一つの「終了」端子で終了します。

ナビゲーション【navigation】【ナビ】【navi】

航行、航法、航海(術)、運行指示などの意味を持つ英単語で、目的地までの経路や道順、移動方法の案内のことをいいます。Webの分野では、サイト内の各ページに共通して置かれる、サイト内のどこに何があるのかを簡潔にまとめたリンク集やメニューなどのことをナビゲーションといいます。規模の大きなサイトでは、サイトの全体的な構造や大項目などを案内するものを「グローバルナビゲーション」、現在のページを含む項目内の内容を案内するものを「ローカルナビゲーション」といいます。

なりすまし【spoofing】

他人のユーザIDやパスワードを盗用し、その人のふりをしてネットワーク上で活動することで、本来その人しか見ることができない機密情報を盗み出したり、悪事をはたらいてその人のせいにしたりすることをいいます。ずさんなパスワード管理などが原因の場合、なりすまされた本人が損害を負担する責任を問われることもあります。電子メールや多くの掲示板では認証を行わないため、他人の名前やメールアドレスでの投稿を行うことにより、簡単になりすましが可能となってしまいますが、IPアドレス等まで完全に他人になりすますことは容易ではないため、多くの場合、調査すればなりすましか否かの判断はつきます。他に、DoSアタックなどを目的として、発信元IPアドレスを偽装したパケットを相手サーバに送り付ける行為もなりすましとされ、相手サーバが返信を要求する際にしか発信元IPアドレスは用いられないため、発信元IPアドレスが正しくなくてもネットワーク上でパケットは流通してしまいます。

ナローバンド【narrow band】

概ね128kbps以下の速度を持つ「低速な」通信回線のことで、特に、電話回線を通じたインターネットへのダイヤルアップ接続のことをいいます。CATVインターネットやADSLなどの高速・大容量な回線を指す「ブロードバンド」の対義語として最近になって使われるようになった用語で、伝統的なアナログモデムやISDN回線などがこれに該当します。ADSLなどのブロードバンド接続が普及するにつれてナローバンドからの移行が進んでいますが、全国どこでも利用できるナローバンド接続は依然として重要な通信インフラのひとつです。

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