復旧、復帰、回復、修復、復元、などの意味を持つ英単語で、ITの分野では、障害の発生したシステムを復旧したり、障害で起動できなくなったOSを消去してインストールしなおしたり、一部が破損して正常に読み書きできなくなったハードディスクなどから無事なデータを取り出すことなどを言います。
要求(する)、依頼(する)、要望(する)、などの意味を持つ英単語で、ITの分野では、データの送信や処理を要求する操作や処理、メッセージなどのことをリクエストといいます。
オンラインショップなどで、ユーザの好みを分析し、各ユーザごとに興味のありそうな情報を選択して表示するサービスのことで、簡単なところでは、Webサイトで顧客層ごとに異なるトップメニューを用意することもリコメンデーションサービスの一種といえます。ユーザの購買履歴やあらかじめ登録してもらった趣味などの情報から、似たような傾向を示している他ユーザの興味対象を表示するサービスや、オペレータがユーザの希望に対して個別に適切な情報を配信するサービスなど、高度なサービスも提供されています。ユーザにとっては自分の欲しい情報にすばやくアクセスできる可能性が高まる一方、提供企業にとっては顧客の商品購買率を高められるなど、双方にメリットが大きいサービスとして急速に普及が進んでいます。
検索エンジンの検索結果ページに有料でテキスト広告を表示するサービス。リスティング事業者に料金を払ってキーワードを登録すると、大手ポータルサイトなどからそのキーワードで検索したときに、検索結果の上位ページに「スポンサーサイト」などと題して自社サイトの広告が表示されます。的確なキーワードを設定することにより、サイトへのアクセス数を増やすことができ、1つのキーワードに複数の会社が登録した場合には、掲載スペースをオークション形式で競売することになります。Yahoo!のYahoo!プロモーション広告、Google社の「AdWords(アドワーズ)」広告などがあります。課金単位は広告のクリック数である場合が多く、クリック率が高い広告ほど料金が割安になったり、有利な位置に掲載されるようになっている場合が多く、自社製品と関係なく単に検索される回数の多いキーワードにやたらに広告を配信するよりも、自社製品と関係する分野に関心のある人が検索するような的確なキーワードを設定したほうが、結局は安価で広告効果が高まることになります。こうした特徴は、検索エンジンの利用者にとっては、自分の関心と無関係に配信される従来の広告よりも、コンテンツとしての価値の高い広告が配信されることになるため、広告主にとっても利用者にとっても従来より有用な広告形態であると言われています。
Webページのアクセス指標の一つで、そのページのページビューに対する、そのページを最後に別のサイトへ移動した人の割合のことをいいます。サイトの訪問者全体に対する割合とする場合もあり、オンラインショップ(ECサイト)などでは、商品購入やサービス申し込みなど、そのサイトにとっての「成果」に至らずにサイトを去った人の割合を離脱率ということがあります。閲覧者が最後にアクセスしたページがどこかを表す指標で、リンク集など外部へのリンクが多いページでは多くなります。外部へのリンクが無いページで高い離脱率が記録される場合は、閲覧者が興味を失って閲覧を中断(ブラウザウィンドウを閉じる、ブックマークから別のサイトを開くなど)した可能性が高いと考えられます。似た指標に「直帰率(bounce rate)」があるが、これは、そのサイトの訪問者のうち、最初の一ページだけ見てすぐに別のサイトへ移動してしまった人の割合を意味します。
Twitterで他のユーザの発言を転載すること、また、転載した発言のことをいいます。自分のフォロワーのタイムラインにその発言を知らせるために行ないます。当初は「RT @ユーザ名 転載内容」のような書式で、自分の発言としてつぶやく方式だったが、その後、Twitter社が公式の機能として実装し、自分の発言とは区別して元の発言をそのままフォロワーに流すことができるようになりました。現在では前者の方式を「非公式リツイート」、後者の方式を「公式リツイート」と呼んで区別することがあります。また、前者の方式は「QT(Quote Tweet:引用ツイート)」と呼んで後者だけをリツイートと呼ぶ場合もあります。
1991年にフィンランドのヘルシンキ大学の大学院生(当時)Linus Torvalds氏によって開発された、UNIX互換のOS。その後フリーソフトウェアとして公開され、全世界のボランティアの開発者によって改良が重ねられました。Linuxは学術機関を中心に広く普及しており、企業のインターネットサーバとしても多く採用されています。最近では携帯電話やデジタル家電など組み込み機器のOSとしても普及し始めています。Linuxは既存のOSのコードを流用せず、0から書き起こされました。GPLというライセンス体系に基づいて、誰でも自由に改変・再配布することができますが、改変・追加した部分はGPLに基づいて無償で公開しなければなりません。開発当初はIntel社のx86系マイクロプロセッサを搭載したコンピュータでしか動かなかったが、多くのプログラマによって、Alpha、SPARC、PowerPCなどのプラットフォームに移植されました。Linuxは他のOSに比べ、低い性能のコンピュータでも軽快に動作し、ネットワーク機能やセキュリティーに優れ、また非常に安定しているという特長を持ちます。いらない機能を削ぎ落とし、必要な機能だけを選んでOSを再構築することができるという点も他の多くのOSには見られない特徴です。本来、「Linux」とはカーネル(kernel)と呼ばれるOSの核となる部分のみを指す言葉だったが、Linuxカーネル上で動作するシステム全体を指す言葉としても用いられることが多く、Linuxは通常、コマンドやインストーラ、ユーティリティなど、システムの構築・運用に必要なソフトウェア群とともに配布されます。カーネルとこれらのソフトウェアをまとめた配布パッケージをディストリビューション(distribution)といいます。
交換(する)、置換(する)、元に戻す、後を継ぐ、などの意味を持つ英単語で、ITの分野では、多くの場合、古くなったり破損したシステムやハードウェア、ソフトウェアなどを新しいものや同等の機能を持った別のものに置き換えることを指します。