今していること、感じたことなどを「つぶやき」のような短い文章にして投稿するスタイルのブログサービスの一つ。このタイプのブログは「ミニブログ」と呼ばれ、ツイッターはそのさきがけとして最も注目されたサービスの一つです。メールアドレスなどを登録すれば誰でも無料で利用でき、加入すると自分専用のWebページが作成され、そこで1回140字以内の発言を投稿します。特定のユーザに向けて「あて先」を指定する書式も用意されており、文字通り「おしゃべり」に使うこともできます。また、「フォロー」と呼ばれる機能で他のユーザを登録すると、そのユーザの発言を自分のページに表示させることが可能で、フォローすると相手側に通知されますが、ツイッターの文化はゆるく、知らない人でも気軽にフォローして良いとされています。「twitter」とは英語で「さえずる、ぺちゃくちゃ喋る、くすくす笑う」といった意味で、日本語では「ツイッター」「トゥイッター」と発音されます。
音声通話やデータ通信をはじめとする各種の通信サービスを提供する企業。日本の法律上の用語では「電気通信事業者」といいます。自前の回線網などの設備を保有してサービスを提供する事業者と、そのような事業者から設備を借りて付加価値サービスを提供する事業者があり、日常的には前者のことを指します。国内で自前の通信網を持つ通信事業者には、NTT地域会社やNTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクテレコム、電力系通信会社、ケーブルテレビ事業者などがあります。
ネットワークを介してコンピュータ同士が通信を行う上で、相互に決められた約束事の集合で、通信手順、通信規約などと呼ばれることもあります。英語しか使えない人と日本語しか使えない人では会話ができないように、対応しているプロトコルが異なると通信することができません。人間同士が意思疎通を行う場合に、どの言語を使うか(日本語か英語か)、どんな媒体を使って伝達するか(電話か手紙か)、というように2つの階層に分けて考えることができますが、コンピュータ通信においても、プロトコルの役割を複数の階層に分けて考えます。階層化することによって、上位のプロトコルを実装したソフトウェアは自分のすぐ下のプロトコルの使い方(インターフェース)さえ知っていれば、それより下で何が起きているかをまったく気にすることなく通信を行うことができ、電話機の操作法さえ知っていれば、電話会社の交換局で何が起きているか知らなくても電話が使えるのと同じであるということをあらわします。プロトコルの階層化のモデルは国際標準化機構(ISO)や国際電気通信連合(ITU)などによって7階層のOSI参照モデルとして標準化されており、これに従ってプロトコルを分類することができます。現在インターネットで標準となっているIPは第3層(ネットワーク層)の、TCPやUDPは第4層(トランスポート層)のプロトコルであり、HTTPやFTP、SMTP、POPなどは第5層(セッション層)以上のプロトコルです。
道具という意味の英単語で、ユーザが何かの作業をするときに助けとなる機能を提供するソフトウェアなどのことをいいます。また、ソフトウェアの操作画面で、補助的・追加的な機能をツールというカテゴリにまとめて表示する場合があります。
アプリケーションソフトのウインドウ上部などに表示される、ボタンやアイコンなどの操作メニューが並んだ帯状の領域。現在利用できる機能を一覧でき、マウスでクリックすることなどによりすぐにその機能を呼び出すことができます。単にツールバーと言った場合にはWebブラウザに追加して利用するツールバーのことが多く、ブラウザウインドウの上部に表示されるもので、ネット上で公開されているものをダウンロードして組み込むことが可能です。検索エンジンやポータルサイト、ニュースサイトなどの大手ネットサービス企業の多くは、検索などの自社サービスにすばやくアクセスできるツールバーを開発・公開しています。
データ構造の一つで、一つの要素(ノード)が複数の子要素を持ち、一つの子要素が複数の孫要素を持ち、という形で階層が深くなるほど枝分かれしていく構造のことで、木が幹から枝、枝から葉に分岐していく様子に似ているためツリー構造と呼ばれています。ツリー構造を構成する要素は、節(node、ノード)と呼ばれ、ノード同士は親子関係を持ち、親のないノードを根(root)ノード、子のないノードを葉(leaf)ノードと呼び、根以外のすべてのノードはただ一つの親を持つことになります。根から葉までの階層の数を「深さ」または「高さ」といいます。通常、図示する際には、最も根っこにあたる(現実の木とは逆に)根ノードを一番上に描き、下に向かって子や孫を配置していき、親子関係のあるノード同士は線で結びます。子の数が2に制限されている木を特に「二分木(二進木、バイナリツリー)」と呼び、3以上の子を持つことができるものを「多分木」といい、子の数がN個に制限されている木を一般にN分木(N進木)といいます。また、葉の深さがなるべく等しくなるように構築された木を「平衡木(バランスツリー)」と呼び、B木などがこれに含まれます。他にも用途によって様々なツリー構造が考案され、様々な場面に応用されています。