Adobe Systems社によって開発された、電子文書のためのフォーマット。レイアウトソフトなどで作成した文書を電子的に配布することができ、相手のコンピュータの機種や環境によらず、オリジナルのイメージをかなりの程度正確に再生することができます。2008年7月にISOによって標準化されました。PDF形式のファイルには文字情報だけでなく、フォントや文字の大きさ、字飾り、埋め込まれた画像、それらのレイアウトなどの情報を保存でき、同社ではPDF文書の作成ソフトとしてAdobe Acrobatを、表示ソフトとしてAdobe Readerを提供していますが、他社の互換ソフトを利用することも可能です。PDF作成ソフトの多くは仮想的なプリンタのように振舞うドライバソフトとして提供されているため、印刷機能を持ったソフトウェアならどんなソフトからでもPDF文書を作成することができます。
動的にWebページを生成するWebサーバの拡張機能の一つ。また、そこで使われるスクリプト言語のことを言います。レイアウトの「雛形」となるHTMLファイル内に、処理内容を記述したスクリプトを埋め込み、処理結果に応じて動的に文書を生成し、送出することができます。正式名称の「PHP: Hypertext Preprocessor」にもあるように、動的に生成されるページの作成に向いています。また、XMLのサポートや各種データベースとの連携に優れている点などから近年普及しつつあり、プログラムの表記法はC言語、Java、Perlの各言語から転用したものがベースとなっていますが、PHP独自のものもあります。言語仕様やプログラムはオープンソースソフトウェアとして無償で入手することが可能でする。
インターネット広告の課金方式の一つ。広告となる文章や画像などに広告主が提供するWebサイトへのリンクを設定しておき、リンクが一定回数クリックされるまで広告掲載を行う方式のことをいいます。契約期間中にクリック回数が予定数に満たない場合は掲載期間を延長し、広告の露出回数に応じて課金を行う「インプレッション保証型広告」に比べて、費用対効果がより明快なのが特長です。個人サイトに配信を行う広告サービスはクリック保証型の料金体系を採用していることが多いですが、バナー広告のデザインが悪い場合や、そもそも広告内容の商品やサービスに魅力がない場合でも、媒体が一方的にリスクを負担しなくてはならないという問題点があります。