タイプライターのように、指でボタンをたたくことでコンピュータに文字を入力する装置のことをいいます。英字、カナ、数字、記号などが刻印されたボタン(キー)が並んでおり、キーを押すと、対応する文字がコンピュータに送られます。「1」と「!」、「A」と「a」のように、1つのキーには複数の文字が割り当てられており、シフトキーやコントロールキーなどの補助キーとの組み合わせで、どの文字を入力するか選べるようになっています。
情報量の単位の一つで、情報の世界では2の倍数の方が処理しやすいため、慣用的に1024倍(2の10乗)ごとに接頭辞を付けることが多く、この命名法では1024倍がキロ、104万8576(2の20乗)倍がメガ、10億7374万1824(2の30乗)倍がギガとなります。通常、単位の接頭辞は1000(10の3乗)倍ごとに決められており、「キロ」が1000倍、「メガ」が100万(10の6乗)倍、「ギガ」が10億(10の9乗)倍を意味するが、どちらの意味で使うかは文脈によって異なります。
ネット広告の課金・契約形態の一つで、Webサイトなどの特定の箇所に特定の期間だけ掲載することを保証する方式で、期間内の表示回数やクリック数は保証されません。特定のページの特定の掲載枠に、ある時点から別の時点まで契約した顧客の広告を掲載し続けるもので、ブランド認知や告知効果などを狙って掲載します。同じ広告内容がずっと掲載される場合もあるが、リピーターなどに配慮して数本の広告をローテーションで掲載する場合もあり、契約の単位は1週間や1ヶ月が多く、掲載開始日も特定の曜日や月初めが多いが、クライアント側が任意の時点を指定できる場合もあります。
コンピュータを起動すること。また、人間がコンピュータに電源を投入してから、操作可能な状態になるまでに自動的に行われる一連の処理をいいます。一般的に、電源が入るとまずマザーボードに記憶された「IPL(Initial Program Loader)」が起動し、ハードディスクの先頭にある「MBR(Master Boot Record)」を読み込みます。MBRの内容からハードディスク内のどの領域からOSを起動するかを選択し、そのパーティションのブートセクタと呼ばれる領域に記録されたプログラムを呼び出し、ブートセクタに記録されたプログラムはディスクからOSをメモリに読み込んで起動し、操作可能な状態になります。
使用頻度の高いデータを高速な記憶装置に蓄えておくことにより、いちいち低速な装置から読み出す無駄を省いて高速化すること、また、その際に使われる高速な記憶装置や、複製されたデータそのもののことをいいます。例えば、メモリはハードディスクに比べれば何百倍も高速にデータの読み書きが行えるため、使用頻度の高いデータをメモリ内に保持しておくことにより、すべてのデータをハードディスクに置いた場合よりも処理を高速化することが可能で、この場合、メモリに複製されたデータがハードディスクのキャッシュです。同様の手法は通信においても利用することができ、低速な通信回線を使って読み込んだデータをハードディスクに蓄えておくことにより、次からは高速にデータを閲覧することができます。
文字や記号をコンピュータで扱うために、文字や記号一つ一つに割り当てられた固有の数字のことで、欧米などで使われる英数字の文字コードは1バイトで表現されるが、これでは256文字しか表現できず、日本語の漢字などは収録できないため、日本や韓国、中国などではそれぞれ独自に2バイト(最大65536文字)のコード体系を定め、それぞれ自国内で使用しています。1バイトの文字コードとしてはASCIIが世界標準となっているが、一部の大型コンピュータではIBM社のEBCDICを使うものもあります。日本語の文字コードは、JIS(日本工業規格)で標準化されたJISコードの他、主にUNIXなどで使われるEUC、WindowsやMac OSなどで使われるシフトJISの3種類が利用されています。最近では、世界のほとんどの主要な言語をサポートした2バイトの統一文字コード体系であるUnicodeの規格化が進み、オペレーティングシステムやJavaなどの内部コードとして広く利用されています。Microsoft WindowsやMac OS Xなどの最近のOSは、表面上はUnicode以外の文字コードを使っていても内部処理上はUnicodeに変換して処理しているものが多く、この場合、字によっては、Unicodeと各文字コードの変換テーブルがOSによって異なるなどの問題が生じる場合があります。
あるサービスや機器などを大きく普及させるきっかけとなる、特別に人気の高いソフトウェアやコンテンツ、サービス、利用方法などのことをいいます。狭く限定した意味では、コンピュータ製品の特定の機種を普及させるきっかけとなる、その機種固有の特別に人気の高いアプリケーションソフトのことをいいます。様々なソフトやコンテンツ、サービスを動作・再生するためのプラットフォーム製品(コンピュータやOS、ネットサービスなど)の普及に関して用いられる用語で、「それ目当て」にプラットフォームを購入する顧客が多く生まれるような、そのプラットフォームにしかない人気の応用製品のことを意味します。製品の種類によって「キラーソフト」「キラーコンテンツ」「キラーサービス」などと呼ばれることもあります。
磁気ディスクや光学ディスク、フラッシュメモリなど、データを記録する装置や部品のことで、単にメディアと呼ぶ場合もあります。光学ディスク(CD/DVD/Blu-ray Discなど)装置などの場合には、データを何らかの微細な物理的パターンに置き換えて記録・保持する部品を記録メディアといい、ハードディスクやUSBメモリのようにドライブとメディアが一体になっている装置では、装置全体を記録メディアという場合もあります。
情報量の単位の一つで、1000(10の3乗)バイトまたは1024(2の10乗)バイトを意味します「キロ」という接頭辞は通常の単位では1000倍を意味する(例えば1キロメートルは1000メートル)が、情報の世界では2の倍数の方が処理しやすいため、慣用的に1024倍(2の10乗)の意味で使われてきました。また、小文字の「k」を1000倍、大文字の「K」を1024倍の意味で使い分けている例もあるが、これも一般に浸透しているとは言えず、どちらの意味で使われているかは慎重に見分ける必要があります。
Amazon.com社が開発・販売している電子書籍リーダーで、筐体は片手で持ち運べる程度の大きさ、前面に電子インク技術を利用したモノクロのディスプレイとキーボードを、側面にページをめくるボタンがあります。無料で通信できる携帯電話のデータ通信機能を内蔵し、Amazon.comのサイトに接続して書籍データの購入が可能です。最新刊も含め数万冊の書籍を購入できるほか、新聞や雑誌、人気ブログを講読することもできます。内蔵のメモリに書籍データを200冊~1500冊分保存することができ、SDメモリーカードのスロットも備えています。バッテリー持続時間は通信可能時で2~5日間で、通信オフにすれば1~2週間連続で使えます。Kindle 2ではテキストの読み上げ機能や内蔵の英和辞書による意味の参照機能なども追加されています。